政治思想とかない。

政治思想とかない。
正直ない。びっくりするくらいない。
自分の立ち位置を右とか左とか自覚しているひとはすごいと思う。多分それは自覚しているというか、意思として軸足をどこに置くか。がはっきりしている。という方が言葉として的確なのかもしれない。

自分のこと、なんなら「普通の日本人」だとすら思っている節もある(もちろんその言葉が意味しているものもわかっている)。じゃあそこで言う「普通」とは、立場の弱いひとを追い詰めない。とか、困っているひとがいたら手を差し伸べられる自分でいたい。とか、差別を許さない。とか、その程度なのだけど、たぶんそれってもう見るひとが見たら「普通」ではないのだろうな。と感じることも増えてきた。

自分は自分のことをノンポリだと思っているけど、どちらかというと左寄りな思想の持ち主でもあるだろうし、自分は左寄りであることが「普通」だと思っている節がある。

とはいえ「普通」なんて個々人が生きてきた時間とその中で形成されてきたものであり、そんなものを社会の中で共通のものとして扱うことの方がよっぽど難しいと思うのだが、案外そう思ってないひともたくさんいることにももう驚かない。

しかし、そうやって他者の権利を奪わない、侵害しない。という価値観も自分の生活で他者に対して関心を向ける余裕があるからかもしれないとも思う。
別に余裕があるわけではないが、他者の権利を侵害してまで自分の幸福を追求したいと思わないし、それで自分にとっての幸福が得られるわけではない。と思っているだけなのだが。

排他的な思想には共感しないし、理解もしたくない。そこでどれだけ感情的な強い言葉を並べられたところでいまのところ「自分はそうは思わない」に尽きるのだけど、余裕がないとそう思ってしまうひとが出てくるのはもうしょうがないのだと思うようにもなってきた。

その理由は国そのものが経済的にも精神的にも貧しくなっているのが大きいのではないか。と思ったりする。本当にそうかはわからない。でも、なんとなくそんな気がする。

コメント

タイトルとURLをコピーしました