【ZINE再掲連載】はじめての沖縄② 素直に高速道路で行くのが吉
素直に高速道路で行くのが吉
沖縄に行く前夜。旅行をするにあたってすでに10万円くらい使っている。行きの飛行機は6時30分発。空港まで下道で行って高速代を浮かせるために静岡県西部から名古屋まで信号のないバイパスが全線開通したばかり。じゃあそれで行こうと考えたのは失敗でした。
夜にに出発しても日付を跨ぐ前には空港に着けるだろうし、駐車場で寝ればいい。と、考えていたがそれも甘い。
当たり前ですがバイパスは信号がなく、夜に家を出るので眠くなります。今年開通したばかりの道ということは、数年前に購入した車のナビには道が入ってなく、空港に1人で行ったこともありません。
21時30分出発。慣れない道、徐々に溜まる疲労感。TBSラジオ『アフター6ジャンクション』内「明日楽しみなこと」で沖縄に行く旨のメールが読まれました。トイレ休憩を挟み、間違えた道を戻ったりして深夜1時頃どうにか空港に着きました。なぜ、空港に入るためだけにETCカードが必要なのか。
素直に高速で行くべきだったし、そもそもそんな早い時間の飛行機に乗ろうとするんじゃない。それでも早く着くし少し安かったので、きっとまた同じことをする気がします。
駐車場も近隣の少し安い場所も探したが連休前ということもあり駐車料金は空港が一番安いようでした。その現実には救われました。
車の中で蒸気でホットアイマスクとマスクをして仮眠を取る。数時間後には飛行機に乗っています。
飛行機と飛行機の記憶
4時にスマホのアラームで目が覚めた。出発ロビーが開くのは4時40分。飛行機に1人で乗るのも初めてなのでとにかく失敗が恐ろしい。
4時15分頃ロビーに到着。ひとはまばらながらいて、みんなこの時間までどう過ごしていたのでしょうか。30を過ぎても自分以外の人間一人ひとりが自分と同じように生きていることにすごいなあ。みんな生きてるんだなあ。どういう風に今日ここに来たんだろう。と、意識が宇宙に飛んでいく瞬間があります。コンビニが空いていたので入ってみるものの、特に買うものはありません。
ロビーが開き、周りのひとの動きを見ながら進む。「航空券の発券」というのも何を指すのかもイマイチよくわかっていなません。見様見真似で発券。出力された紙にはピカチュウが印刷されていました。スーツケースを預け、渡された紙を肩掛けのサコッシュに入れる。保安検査というものははなぜあんなどきどきするのでしょうか。周りの動きに合わせるまま行動していたらいつの間にか搭乗していました。スーツケースって預けなくてもいいんですか。
飛行機の解像度が異常に低いため、LCCの設備はどれだけ簡素かと想像していたのですが全然しっかりしていて拍子抜け。
高校の修学旅行で初めて飛行機に乗ったとき、離陸した瞬間に団体全体で拍手喝采だったのですが、あれは本当に迷惑だったと思います。そしてあの中でも飛行機に乗ったことがあった同級生もいたはずで、個人の経験や家庭の違いのようなものをいまさら感じます。
乗り物の窓から見える景色を見るのが好きなので窓側の席を取っていたのですが、離陸して雲の上に行ってしまうともう青一色なのでそれほど面白くもないのは忘れていました。2時間もこの音の中で過ごさなければいけない。少し憂鬱。新幹線の2時間の方がよほど好き。2時間新幹線に乗るというのも考えるとあまりないのですが。
バッグの中には読みかけの小川洋子『思慮深いうたた寝』が入っていいましたが、さすがに寝ないと1日がもたない。
沖縄に着くと、予報通り結構な雨。
レンタカーの手続きの簡素さに驚きました。こっちは生まれて初めてレンタカーを借りるのに。追加で加入する保険というものも現地で知る。そういうものなのか。無事車を出し、最初の目的地に向かう車中でETCカードを忘れてきたことに気づいたのでした。
振り返って
1年経ってあらためて、なんでセントレアまで下道3時間近くかけて行ったんだろう。翌日朝早いんだから素直に高速使って駐車場で寝ろ。と、思うが、1年も経つとまぁそれはそれで楽しかったかな。という気持ちにもなっている。
それにしてもETCカードを空港に停めてある車中に忘れたことに気づいたときは終わったかと思った。そこに関しては1人旅でよかった。ひとに責められないから。
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